2021年10月17日「霊に導かれて」朱承圭協力宣教師

「霊に導かれて」朱承圭協力宣教師

マタイによる福音書4章1節~11節

 イエス様は聖霊に導かれて荒野で悪魔との霊的戦いをします。悪魔は狡猾にイエス様を攻撃します。悪魔の武器と戦略はどのようなものだったでしょう?(3、6、9節)

 一つ目の攻撃 3節、悪魔はイエス様に“石をパン”に作り変えて食べるように誘惑しました。悪魔はイエス様が40日間飢えていた事実を知っていました。

 二つ目の攻撃 6節、“神殿の頂上から飛ぶがよい。天使たちが助けるだろう。”そうすれば人たちがあなたを神の御子として信じるだろう。悪魔はイエス様の力の奇跡を自分自身のために使えと誘惑しました。

 三つ目の攻撃 9節、“わたしにひれ伏せ。そうすればお金、名誉、権力すべてを与えよう。”悪魔の提案はとても魅力的だったと思います。

 悪魔は過去、第一の人アダムを攻撃して勝利したように、第二の人イエス様にも様々な方法で誘惑します。

 しかしイエス様に勝つことはできませんでした。霊的戦争の中でイエス様が用いた武器は何だったのでしょうか?(4、7、10節)

 霊的な戦いで、イエス様の武器はただひとつ神様の“御言葉”でした。4節“と書いてある”、7節“とまた書いてある”、10節“と書いてある”。イエス様の武器は“御言葉の剣”でした。

 「~と書いてある(韓国語訳:記録されている)」、というギリシャ語「ゲグラプタミン」は、「記録されて保存される、今も有効だ」という意味を持っています。つまり、2000年前にイエス様が使った御言葉の力は今も同じ力があります。 イエス様は御言葉です。イエス様は旧約の御言葉を使わなくてもいくらでも悪魔を倒すことができます。しかしイエス様は意図的に“御言葉”を使いました。その理由は、私たちがサタンとの霊的戦いで御言葉によって戦うべきことを教えてくださるためだったのです。