2022年7月24日「真理と愛の共同体」朱承圭協力宣教師

第二ヨハネの手紙1節~13節

 「父である神と、その父の御子イエス・キリストからの恵みと憐れみと平和は、真理と愛のうちにわたしたちと共にあります。」(3節)

 真理を知っているなら愛することが出来ます。恵み、あわれみ、平安も、真理と愛 に基づきます(3節)。真理のうちで互いに愛し合うことは(5節)、信仰生活の基本であります。

 教会が一つになれないと、 教会の働きに悪影響が生じます。初めから聞いた命令に従って歩まなければならないです(6節)。当時、教会には真理を混乱させる者が入り込んでいました (7節)。

 彼らは巧みな言葉で福音を歪曲して聖徒を惑わし、信仰から迷い出させようとしていました。反キリストはそのように、一見正しいようで、実は福音の全体を否定するようなことを言って惑わしました。そんな教えに惑わされないためには、まさに蛇のようにさとく、鳩のように素直である必要があります(8節、マタ10:16)。福音を正しく理解していれば、彼らのことばの節々や考え方から異端であることを見分けることができます。

  そのためには、聖書の知識はもちろん、それに基づいて真に愛すること、正しいこと、教会が目指すべきことをしっかりと知っておく必要があります。主にあって忠実にそれを果たすなら、教会が守られ、主の報いを受けられます。

 当時の教会だけでなく現代においても、惑わす者たちは教会の内外で聖徒を神から離れさせ、信仰を捨てさせるという悪を続けているからであります。ヨハネは、その中でどのように教会が信仰に堅く立てるかを教えています。イエスの教えにとどまることが大切です。イエス・キリストは聖書のみことばの中心であり、本質であります。 聖徒は、使徒たちから継承されたみことばを学び続けなければならないです。その核心は、イエス・キリストであります。