2022年9月25日「一緒に旅してくださる神さま」加山献牧師

出エジプト記40章18節~20節

 「旅路にあるときはいつも、昼は主の雲が幕屋の上にあり、夜は雲の中に火が現れて、イスラエルの家のすべての人に見えたからである。」(20節)

 モーセの幕屋の礼拝は“一緒に旅してくださる神様”を知ることができる礼拝でした。出エジプト記25章8節で、神さまはモーセに次のように言われました。「彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。」(口語訳)神さまは人と共に住むことを望んでおられる、そのことを神さまはモーセにお示しになりました。

 イスラエルの人々の旅は決して楽な旅ではありませんでした。しかし、神さまはいつも彼らと共にいてくださいました。イスラエルの人々の喜びにも悲しみにも、失敗の時にも、成功の時にも、ともなってくださり、そして約束の地カナンにたどり着くまで、昼は雲の柱で、夜は火の柱で、人々を導いてくださったのです。

 もはや遠くにおられる神さまではなくて、いつも私たちの近くにいてくださる神さまがおられます。神様は私たちの生活の只中に住んでくださり、この礼拝の中で私たちと出会ってくださると約束してくださいました。礼拝とは神と人とが出会える場所です。

 あなたの人生の旅は、どのような旅路でしょうか?どのような道を通り、どのような人と出会い、歩み、どこから来て、どこに向かっておられるでしょうか?喜びの時も悲しみの時も、順調な時も逆風が吹く時も、昼も夜も代わることなく、神さまは私たちと一緒に旅してくださるお方です。そして私たちの人生に責任を持ってくださるお方です。そしてイスラエルの民を約束の地まで導いてくださったように、私たちを約束してくださっている場所まで導いてくださる方なのです。