「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。」(マタイによる福音書13章44節)
皆さんの人生の中で一番大切なものはなんでしょうか。苦楽をともにする家族、どんなことでも話し合えるような友人、天職と呼べるような働き、時が経つのも忘れて没頭できるような趣味・・・。人生の中で、そのような宝物に出会うことができたならば、それは本当に幸せなことだと思います。
今日の聖書箇所では、私たちの人生には他の何にもまさって素晴らしい宝があると教えられています。もしもその宝を見つけたならば、他のすべてを手放してでも、それを欲しがるだろうと、イエス様は語られました。その宝を見いだすことが、私たちの人生の目的であるというのです。
その宝とはつまり、主イエスご自身を指し示しています。イエス・キリストご自身であるとはすなわち、その宝は神の愛であり、神の赦しを表しています。天国とは、私たちがやがて地上の歩みを終えてたどり着く場所でもあり、私たちが生きながらにして、今日も体験できるものでもあります。私たちがこの救い主と共に生きていく時、生きながらにして天国を体験していくことができます。今日という日が、神の愛と赦しを体験することのできる天国の一日でありますように。