2023年4月16日「復活の主の祝福を受けて」今村まさゑ協力牧師

ルカ福音書24章は、3つのご復活の出来事と、そのご復活されたイエスさまが天に上げられる様子が記されています。

1つ目は、朝早く婦人たちに。2つ目は、午後、エマオへの途上の二人の弟子たちに。3つ目は、夜、弟子たちが集まりペテロやマリアに主が現れ、エマオで主が現れたと知らせに戻った二人も合流して話し合っていると、その真ん中にイエスご自身が立たれ、「あなた方に平和(平安)があるように」と言われた。なおも彼らは亡霊かと恐れた。

「どうして疑うのか。わたしの手と足をみなさい。まさしくわたしだ。」

「わたしについて聖書に書かれている事柄は、必ずすべて実現する。」と聞いていたのではなかったのか。

そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの目を開いて言われた。

「メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる」と。

「あなたがたはこれらのことの証人となる。」と語られたのです。そして、「高い所からの力に覆われるまでは、エルサレムにとどまっていなさい。」

つまり50日後に「聖霊降臨」がおこり、弟子たちに大いなる力が与えられたのです。最後の50節~53節に、天に上げられた様子が記されています。

40日間、弟子たちに神の国について語られたのち、「彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を挙げて祝福され、そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。」と記されています。「彼らはイエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、絶えず神殿の境内にいて、神を褒めたたえていた。」と記し、ルカは筆を置いています。

十字架は、公に、群衆が見ているゴルゴダで行われました。しかし、復活の出来事には、目撃者が一人もいません。だから、信じられないと言うのではなく、だから、信じるのです。目で見えるなら信じる必要がないからです。信じた者だけが、今も生きておられる主にお会いすることができるのです。何という恵みでしょうか!!