2023年10月29日『パウロのとりなしの祈り』朱承圭協力宣教師

信仰は、苦しみの中でも神が働かれることを望み、あきらめないことです。一週間、神があなたとともにどのように歩んでくださったかを、分かち合いましょう。自分の努力によって結果を変えられないこともあります。「救い」がそれです。救いは、自分の努力によってではなく、ただ恵みによって与えられるものです。

私の救いのために、私ではない別のだれかが最後まであきらめずにそれを成し遂げてくださったのなら、私はその方に対してどんな姿勢を持つべきでしょうか。あなたの救いを完成なさるまで神があきらめられないことを、あなたは確信していますか。

状況は変わることがなく、依然として不確実な状況の中で生きなければなりませんでしたが、彼らは奉仕と献身に疲れ果てることがありませんでした。彼らの救いを成し遂げくださる方は神だからです。

神は意図されたことを必ず成し遂げられる方です。神は、福音を通してご自分の民を救い、神の国を実現するための計画を準備されました。時に、人生に迫害と苦難が満ち、神の応答が遅いように思えたとしても、最終的に神の国は完成されます。

パウロは、依然として争いとねたみの中にいるフィリピの信徒たちだけでなく、今日の私たちにも、世と区別された生き方をするようにチャレンジを与えています.

パウロは自分のことを「キリスト・イエスのしもべ」と表現しています。彼は謙遜なしもべの立場でフィリピの信徒たちに喜びの知らせを伝えました。

この喜びは投獄されて不確実な未来しかないような状況の中でも、福音にあって味わうことのできる真の喜びです。福音を信じた信徒は、神が自分に対する救いの働きを始められ、それを完成させてくださると確信します。

この確信は、苦しみの中にあっても神の国を待ち望み、信仰によって大胆に生きることができるようにしてくれます。福音に完全につながれ、謙遜なしもべの姿で神に仕えられるようにしてください。