今朝は、ペンテコステ(聖霊降臨)の礼拝を捧げてまいります。ペンテコステとはギリシャ語で(五旬祭)第50日目の意味で、イエスさまが十字架の死からご復活されて50日目に、聖霊が降った出来事のことであります。
イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、40日にわたって彼らに現われ、「エルサレムを離れず、父の約束されたものを待ちなさい。」(使徒1:3~)と、聖霊を与える約束をヨハネ14:15~「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。・・わたしはあなたがたをみなしごにはしておかない。」「あなた方の上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなくユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われ彼らの目から見えなくなった。(使徒1:8) これが40日目の出来事でした。
主イエスの昇天後、11人の弟子たちをはじめ、婦人たちやイエスの母マリアたちが心を合わせて熱心に祈っていたその時です。
「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして炎のような舌が分かれ分かれに現われ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊” が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話し出した。」
聖霊は復活されたキリストの霊のことです。(参照 使2:38)
今朝の箇所、エフェソ書でパウロは、力強く「どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるように」と勧めています。
第一は、神が主によって私たちを栄光に輝く神の国を受け継ぐ者にして下さったこと。
第二に、神が主を死者の中から復活させた絶大な力にもって、私たちの内に働いておられること。
神を深く知ることによって、苦難の多い人生も、希望をもって生き、神に仕えることができるのです。
「教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。」(エフェソ1:23)